第3回「聞かせて!あなたのリフレクション」

みなさん、こんにちは。ミスターWです。あけましておめでとうございます。

2017年も「聞かせて! あなたのリフレクション」で、リフレクションの新たな魅力、リフレクションの取り組み方をお伝えしていきたいと思います。

「聞かせて! あなたのリフレクション」とは、リフレクションを実践している方々にお話をお伺いしながら、「リフレクションとは何か?」「どのようにリフレクションを実践すればよいのか?」などを明らかにしていく企画です。

リフレクションについて、実践してみたい方、もっと詳しくなりたい方には必見の内容です!

第三回は、リフレクションカードのデザインを手がけた坂井さんへのインタビューです。デザイナー、ネイリスト、バーテンダーなど、様々な顔を持つ坂井さんですが、一体どのようなリフレクションを行っているのでしょうか。さっそく見ていきましょう。

リフレクションBARでのリフレクションとの出会い

W:では、よろしくお願いいたします。

坂:よろしくお願いします。

W:まずは、坂井さんとリフレクションとの出会いをお伺いしたいのですが。

坂:最初は、リフレクションBARという場に参加したことがきっかけでしたね。その頃はリフレクションという言葉を知らなかったんですけど。

W:なんでリフレクションBARに行こうと思ったんですか?

坂:その時期、仕事の関係で色々な人と出会ってみようと思っている時期だったりして。セミナーとかは胡散臭い感じがしていたので、気軽に話せるイベントがないかなと思ってネットで探していたら、偶然見つけて。場所も6次元っていう、行ってみたいカフェだったんで。ちょうどいいなと思って、参加しました。

W:初体験のリフレクションはどんな印象だったんですか?

坂:色々話したんですが、ワークライフバランスみたいなことに悩んでいる大人が、こんなにたくさんいるんだなっていうのが一番の印象でした。

W:ワークライフバランスですか。

坂:そうです。あんまり自分みたいに、頭の中でぐるぐる考えている人はいないんじゃないかと思っていたんですけど、「ああ、意外といるもんなんだな」と思って、安心したし、楽しかったですね。

W:そうなんですね。

坂:自分みたいに、「人生の9割は仕事!」という人もいれば、仕事は趣味のためのものだと思っている人もいたりして。ただ、意見が違う人を否定するのではなく、「ああ、そういうことか」と納得も出来る話ができる場だったので、それがすごく新鮮でしたね。「なんだ、結構みんな考えてるんじゃん。」と思って。

お風呂の中でやるべきことを整理していた中学校時代

坂:ただ、リフレクションBARに参加した時に、「自分で今までやってたことあるな」とも感じたんですね。

W:それまでも同じような事をしていたんですか。

坂:そうですね、リフレクションだとは意識していなかったですけど。

W:どんなことをされていたんですか?

坂:それに近しいことは、お風呂の中で一週間の出来事を時系列で追うっていうことが、中学生くらいの時から癖になっていました。学校の時間割を頭の中で思い浮かべて、明日やらなきゃいけないこと、前回までの授業のこと、友達と話したこと、とかを思い出して整理する、みたいなことですね。

W:すごいですね。自分が中学生の頃なんて、なーんにも考えていなかったような気がします。

坂:いえ、でもそんなすごいことではなくて、ただ非効率なことが嫌いだったんだと思います。最初に整理して、確認しておけば、非効率な部分は出てこないだろうと。

W:なんでそんなに非効率が嫌いだったんですか。

坂:お姉ちゃんだったからですかね。(笑) お姉ちゃんなら、まじめにしなきゃ、しっかりしなきゃ、みたいに考えていたんだと思います。まじめにまっとうに、無駄な事をせずみたいな。小学生の時は学級委員タイプでした

W:「ちょっと男子、しっかり掃除しなさい!」みたいな感じですね。

坂:えーっと、もっと厳しいかもしれないですね。「ちょっと男子!」とも言わないですね。怒りたくもないのでダメなやつは置いていく、放っておく、みたいなタイプでした。(笑)

W:じゃあたぶん、私は放っておかれるタイプですね。(笑) 今でもお風呂の中で考えるということはやっているんですか?

坂:そうですね。お風呂の中だとリラックスして色々思い出せるんでしょうね。「デザインのアイディア出てこないなー」というときに諦めてシャワー浴びていると、ぱっと浮かんできて、急いで外に出てメモする、みたいなこともありますね。だから、脱衣所にメモを置いておくんですよ。

W:坂井さんにとって、お風呂は大切な場所なんですね。

カードに書き出して、頭の中で整理する!

W:リフレクションBARでリフレクションと出会ってから、何か変化はあったりしたんですか?

坂:そうですね。思ったことを積極的に紙に書きだすようになりました。リフレクションBARに参加した時も、最後に「感想を紙に書いて持って帰ってください」と言われたんですね。その時に「ああ、紙に書くとちゃんと記憶として残るんだな」と思いまして。もともと絵を描いたり、物を作ったりが好きだったので、「アウトプットを物質化すると、自分の中にもう一回入ってくる」ということはわかっていたんですけど、改めて良いなと思いましたね。

W:今はどんな風にリフレクションをされているんですか?

坂:今は、情報カードっていう、100均とかでも売っている、名刺サイズくらいの小さい紙に、将来の夢から、明日やること、今日思ったことまで、カテゴリ分けとかもせずに書きだしていくようにしています。

W:情報カードに書き出すんですね。どんなことを書きだすんですか?

坂:欲しいもの、見たい映画、見た映画の感想、将来の夢、むかついたこと、楽しかったこととか、ほんとに色々です。それを、カードホルダーみたいなものに整理していました。今はめんどくさくなっちゃって、缶にさっと入れているんですけど。

W:なるほどー。どれくらいの頻度で行っているんですか?

坂:3週間から1カ月に一回くらいやってますね。なので、一度書いたカードも、1ヶ月後くらいにもう一度見直して、「これは終わった」「これはやっぱり違うんじゃないか」とかやることが習慣になりましたね。

W:面白いですね。その情報カードのリフレクションをやると、どんな効果があるんですか?

坂:えーっと、何というか、慌てなくなりましたね。変に焦らなくなるというか、落ち着いて色々な事に対処できるようになりました。例えば、ToDoだったら「これの次はこれ」「これ、は今は置いておこう」という処理が、思考があちこち飛ばずにできるようになりました。頭の中で、紙の状態で動かせるんです。書いた紙の絵が頭の中に入っているので、それをこう動かせるんですよ。

W:すごいですね。情報カードに書くことで、目に見える形になって、考えがまとまるんですかね。

坂:そうなんです。それまでは、自分で考えたことなんですけど、頭が散らかってしまっている感じで。考えたことをすごい近い場所からしか見られなかったので、本当に必要なものをすぐに探せなかったんですよね。でも、書きだすことで、少し遠いところから眺められるので、必要なものが見つけやすくなりました。それで、あんまり焦らなくなったというか。

W:自分で考えていることは、実はあんまり理解できていないとも言いますからね。書きだすと、改めて見つめ直せるのかもしれないですね。

坂:そうですね。だから、情報カードに書き出して「思っていることと違うな」と思ったら、破ってまた書きなおして、とやることもあります。

W:破ったり、捨てたり、動かしたりできたりするので、坂井さんにとっては情報カード最高のリフレクションツールなんですね。

映画を見て自問自答する時間も、大切な時間

坂:あとは、映画を見て感想を考えるみたいなこともします。

W:映画ですか。

坂:そうなんです。映画を見るのが好きなので、映画の内容を見て「自分だったらどう思うかな」と考えるのも好きですね。映画を見た後にコーヒーとか飲みながら、じっくり考えるのが好きなんです。

W:たしかに、映画とかを見て考えることによって、また新しいことに気づけたりするかもしれないですね。

坂:そうですね。そうやって、1人で自問自答している時間も、今考えるとリフレクションに近しいことだったんだと思います。後々気づいたのですけど。

リフレクションで今の自分を俯瞰して、次に進む

W:今まで色々お伺いしてきましたが、そろそろ、締めに入っていきたいと思います。坂井さんにとって、リフレクションとはどんなものですか?

坂:うーん、自分を俯瞰するためのツールですかね。自分が今どんな状態か、どこの場所にいるのかを確認するためのツールみたいな感じですね。

W:なるほど。たしかに、坂井さんのリフレクションは「今の自分を整理して、次につなげる」みたいな印象を受けました。

坂:そうですね、お風呂リフレクションとかは調子が良くないときにやることが多いんですよ。迷っていたり、アイディアが浮かばなかったりするときにやるんです。逆に調子がいい時はリフレクションはしないですね。そういう時は勢いに任せる方がいい気がするので。

W:それはすごくわかる気がします。私ももやもやし始めると、「リフレクションしなきゃ」って思います。坂井さんの話をお伺いしていると、リフレクションは生きていくための作戦会議みたいなものじゃないかとも思いました。

坂:まさにそうですね。私も出来れば、超だらけて過ごしていきたいんですけど、そんなことしていたら生きていけないので。(笑) リフレクションは生きるための術みたいなものですね。リフレクションを通じて、大局を見ながら、人生の手綱を引けることが強みになると思います。

何かにもやもやしている人は是非リフレクションを

W:では最後に、坂井さんから見て、リフレクションはどんな人に勧めたいですか?

坂:そうですね、何かにイライラ、もやもやしている人ですかね。私もそうだったんですけど、イライラしていることとかを書きだすと、意外とばかばかしく思えたりするんですよね。

W:紙に書き出すと、ちょっと距離を置けるんですかね。

坂:たぶん、そんなところもあるんだと思います。イライラする人って真面目すぎる人が多いと思うので、本来怒らなくていいことまで考えてしまっていると思うんです。でもリフレクションすることによって、「なんだこんなことか」と思えて、もやもやしていた時間を自分のために使えるようになるんじゃないかと思います。もっと有意義な生活を送れるんじゃないかと思います。

W:なるほど、ありがとうございます!


今回は、以上です。
坂井さんのお話をお伺いしていると、「自分の人生は自分でより良くしていこう」という強い意志を感じました。「自分が感じていることや考えていることを書きだすと、距離が置ける」「リフレクションで自分を俯瞰する」という言葉からも、それを感じていただけたかと思います。

あと、個人的に面白かったのは、映画を見ることで自問自答をするというお話です。確かに、何もなしに「自分って何を考えているんだろう」と考えるよりも、映画を見たり、本を読んだり、他の人の話を聞いたりすると、考えやすくなる気がします。そういう意味では、リフレクションBARなどにまずは行ってみることが、リフレクション実践への第一歩なのかもしれないですね。

ということで、第三回の「聞かせて! あなたのリフレクション」でした。またお目にかかる日まで、さようなら~!

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