第4回「聞かせて!あなたのリフレクション」

みなさん、こんにちは。ミスターWです。
今回も「聞かせて! あなたのリフレクション」で、リフレクションの新たな魅力、リフレクションの取り組み方をお伝えいたします!

改めて、「聞かせて! あなたのリフレクション」とは、リフレクションを実践している方々にお話をお伺いしながら、「リフレクションとは何か?」「どのようにリフレクションを実践すればよいのか?」などを明らかにしていく企画です。

リフレクションについて、実践してみたい方、もっと詳しくなりたい方には必見の内容です!

第4回は、大学でキャリアカウンセリングを行いながら、対話の場づくりなども精力的に行っていらっしゃる、箱崎さんへのインタビューです。
普段は、キャリアカウンセリングという形でリフレクションを手助けする立場の箱崎さんは、リフレクションに対してどのような思いを抱いているのでしょうか。
そして、どんなリフレクションを実践しているのでしょうか。さっそく見ていきましょう。

リフレクションカードが非常に魅力的だった

W:では、まずは、箱崎さんとリフレクションとの出会いからお聞きしてもよろしいですか。

箱:出会いですか。知り合いが、リフレクションカードの記事をFacebookにあげているのを見たのがきっかけですかね。その時に一目見て、「お、このカードは面白そうだな」と思いましたね。もしかしたら、カウンセリングにも使えるかもしれないと。

W:最初はカードに興味を持たれたんですね。

箱:そうです。それで、その後フライデーリフレクションのイベントの記事を見たので、じゃあ行ってみようということで、参加しました。

W:その時の印象はどうでしたか。

箱:なんだか、中島さんの関わり方が非常に論理的な感じがしたんですよね。見てて面白かったですね。

W:なるほど、関わり方ですか! 今まで「関わり方」についてコメントされた方はあんまりいなかったので、なんだか新鮮です。

箱:そうなんですか。まあでも、そこがきっかけでしたね。

セミナーで学んだ内容を、後ろから振り返っていく

W:ちなみに、箱崎さん自身は、フライデーリフレクションに参加する前から、リフレクションのようなことはやられていたんですか?

箱:やってましたよ。セミナーに参加した後の振り返りとかはたくさんやっていました。その頃はリフレクションという言葉は知らなかったんですが、セミナーで学んだ内容を、後ろから振り返っていましたね。

W:後ろからですか?

箱:そう、後ろから。セミナーの一番最後のところから、思い出していくんですよね。前から振り返ろうとすると、思い出せなかったりするんですよ。でも、直近から記憶をたどると、振り返りやすいんです。

W:えー! そうなんですね!

箱:そうなんです。例えば、Wさん、「昨日の朝ごはん何食べたっけ?」って考えると、ちょっと悩みませんか?

W:えーっと、・・・そうですね。

箱:なので、それよりも、「今日のお昼何食べたっけ? 今日の朝は何食べたっけ? 昨日は・・・」と考えたほうが、思い出しやすいんですよね。

W:たしかに! この方が記憶が引き出しやすいですね! これは、良いこと聞きました。

箱:なので学生に話を聞くときも、あんまり話が出てこないときは、こんな聞き方するんですよね。あとは、学んだことを逆さから見直してみると、自分で学び直している感が強いんですよ。自分で学んでいる実感が得られるんですね。

W:へー! 私も、実践してみようと思います!

紙に書いて考え、人と話して更に考える

W:他にもリフレクションのようなことは、やっていたんですか?

箱:あとは、もともと子供のころから考えることが好きでしたね。本を読むのが好きだったので、歴史物の本とか読みながら「なんでこの人、こんなことやったんだろうな」とか、考えていましたね。物事の裏とか、背景を考えることは好きでしたね。

W:そうなんですね。考える時は、何か道具をつかったりしたんですか?

箱:昔はただ考えるだけでしたが、今は紙に書きながら考えますね。「手が考える」ようなイメージがあるんですよ。その上で、「自分で書いた言葉を目で見て、更に考える」んです。そうすると、自分の言葉なんですけど違和感を覚えたりするんですよね。

W:なるほど。「手が考える」という表現は面白いですね。

箱:一度自分の外に出して考えることが大切だと思うんですよね。あとは、ここ2年くらいは人と話す場を月に1回くらい開催しているので、他人と会話することで自分と対話している感じはしますね。

W:他人を通して自分と対話、ですか。

箱:そうです。例えば、「自分が考える当たり前」というテーマで話をしたときは、自分の「当たり前」を話すと、みんな驚いたりするんですよね。そこから「あれ、なんでそんなに驚くの?」って対話をしたり、逆に他人の当たり前を聞いて自分が驚いたりしながら、他人の頭を使って、自分と対話する感じなんですよね。

W:なるほど。他人と話すことで、自分のことをより深く見つめられるのかもしれないですね。

箱:そうですね。あとは、対話を通して、あえて「モヤモヤしにいっている」みたいなところもあると思います。

W:あえて「モヤモヤ」ですか。

箱:そうです。対話をしていると、自分とは違った価値観をもらえるんですよね。そうすると、今まで自分が自然とやってきたことが、「これは世間の当たり前ではないのか」と思って、急にやりづらくなったりするんです。そんな、「今後どうしたらいいんだろう」というモヤモヤを持って帰っている感じですね。

W:なんだか、すごくストイックな感じですね。笑 「対話を通して、疑問を解消する」のではなく、あえて疑問を持って帰るんですね。

箱:そうですね。ストイックというか、安易な答えをもらうのがちょっと苦手なんだと思います。「答え」「正解」みたいなことを持つことは大切だと思うんですけど、個人的には、そればかりではちょっと息苦しい部分もあるので、答えは自分で考えて出したいんですよね。なので、対話を通して、考えるネタをもらっている感じですね。

W:なるほど。他人との対話には、こんなメリットもあるんですね。

リフレクションは、自分を思い出す作業かもしれない

W:段々と話が深まってきましたが、箱崎さんにとって、リフレクションとはどのようなものですか?

箱:うーん、ちょっと思いついた言葉を言うと、「自分にとっては、自然なもの」「振り返ると、得られるものがいっぱいあるもの」ですかね。あとは、「楽しいもの」「やるべきもの」「やったら豊かになるもの」という感じでしょうか。

W:なるほど。すごくイメージがわきます。

箱:あとは、「振り返ることで、次の行動につながるもの」ですかね。何か発見があるので、次の行動につながるエネルギーが得られる感じがするんですよね。

W:エネルギーですね。確かに!

箱:・・・と、ここまでは自分が行うリフレクションのイメージですね。あとは、他人のリフレクションに付き合っていると、「気づきとか発見がありそうだな」とわくわくしたりしますね。その人が今まで気づかなかったこととか、見失っていたことを発見するところに立ち会えるので。「そういえば、こんなことやっていたんですね」とか、「今、話してて思い出したんですけど」っていうコメントが出てくるんですよね。

W:あー、おもしろいですね。

箱:そうですね。なので、「自分を思い出す」と表現してもいいかもしれないですね。

「今のままで悪くはないんだけど、うーん・・・」という人におすすめ

W:では、そんなリフレクションはどんな人にお勧めですか?

箱:えーっと、全ての人にお勧めなんですが、あえて言うと「やりたいことを、どう実現していくか」というプラスの方向で悩んでいる人よりも、「今のままでもいいんだけど。うーん・・・」という感じの人がいいですかね。幸せ度合いが+10~-10だったとしたら、0から-2くらいの人ですかね。

W:なるほど。笑 絶妙なところですね。

箱:そうですね。「今のままで悪くはないんだけど、うーん・・・」って感じている人ですかね。

W:はい。感覚的ですが、非常にイメージがわきます。笑

箱:やるべきことは、「言葉にする」「紙に書く」「人と話す」とか色々ありますけど、個人的にお勧めなのは、やっぱり「人と話す」ですかね。特に、日常会話ではなく、「振り返ろう」「対話をしよう」という雰囲気の中で話し合うことが大切だと思います。

W:たしかに。そういった場に足を踏み入れることで、一気に振り返りが身近になるかもしれないですね。

リフレクションカードを使って、ビアホール対話

W:最後に、箱崎さんはリフレクションカードをお持ちですが、そのカードをどんな所で使っていますか?

箱:最初は、仲良い人と一緒に使いました。今は、Facebookで募集してオープンに行ったりもしています。あとは、キャリアカウンセリングの中でも使えないか模索中です。

W:それは面白そうですね。たしかに、キャリアについて考えることと、リフレクションはかなり近しい感じがします。

箱:そうなんです。あと、面白い使い方をした例でいくと、「ビアホールで飲みながら対話」とかもやりました。

W:ビアホールですか!

箱:そうです。みんなで飲んでいると、砕けた雰囲気になって色々話せるんですけど、いかんせんみんな酔っ払っているので、話があっちこっちに行くじゃないですか。

W:たしかに。笑

箱:そこで、リフレクションカードの「First」を使いながら飲むと、話題が定まって、深い話ができたりするんですよね。

W:飲み会の砕けた雰囲気と、リフレクションカードの相乗効果ですね。

箱:そうです。なので、会社の飲み会とかでやっても面白いんだと思います。


今回は、以上です。
箱崎さんは、ご自身がリフレクションを行いながら、他人のリフレクションに携わり、かつ対話の場も主催していらっしゃったので、とても濃いお話をお伺いできました。
「後ろから振り返る」「対話を通して、自分の見つめ直す」「対話で答えを持ち帰らずに、モヤモヤを持ち帰る」など、印象的なフレーズもたくさんありました。
個人的には、「リフレクションで自分を思い出す」という表現が印象深かったです。
私自身、振り返りを行うと、「そういえば、そうだったな」と感じることも多かったりします。
リフレクションという機会を持つことで、忘れていた自分の軸みたいなものを、改めて見つけられるのかもしれないですね。
あとは、飲み会でのリフレクションカードもすぐ実践してみようと思います。職場の皆さんの、面白い一面が見れるかもしれません。

ということで、第4回の「聞かせて! あなたのリフレクション」でした。またお目にかかる日まで、さようなら~!

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