第5回「聞かせて!あなたのリフレクション」

みなさん、こんにちは。ミスターWです。

今回も「聞かせて! あなたのリフレクション」で、リフレクションの新たな魅力、リフレクションの取り組み方をお伝えいたします!
改めて、「聞かせて! あなたのリフレクション」とは、リフレクションを実践している方々にお話をお伺いしながら、「リフレクションとは何か?」「どのようにリフレクションを実践すればよいのか?」などを明らかにしていく企画です。

リフレクションについて、実践してみたい方、もっと詳しくなりたい方には必見の内容です!

第5回は、鍼灸師として働く傍ら、「次世代鍼灸レボリューションズ(http://harirevo.wixsite.com/harirevo)」の代表として鍼灸の魅力を広めている、伊藤さんへのインタビューです。
「リフレクション」という言葉と出会う前から、振り返りを行っていたという伊藤さんは、どんなリフレクションを実践しているのでしょうか。

さっそく見ていきましょう。

とても興味深かったリフレクションカード

W:本日はお時間頂きありがとうございます。まずは、伊藤さんとリフレクションとの出会いをお聞かせいただけますか。

伊:最初のきっかけは「リフレクションカード」だったんです。ある集まりで出会った方がリフレクションカードを持っていて、それを見せてもらったんです。ちょっとだけ「こんな感じでやるんだよ」と2、3個の質問を見せてくたんですけど、すごく面白くて。「そういうこと考えたことなかったかも」って、深く考え込まされて。そこまで親しくない人から質問を投げられても、カードだから全然嫌な感じしなかったんです。

W:たしかにカードだと、そこまで嫌な感じしないですよね。

伊:そうなんです。それがすごく面白いなと思って、ずっと気になっていたんです。1年くらい。

W:相当衝撃的だったんですね。

伊:そうですね、衝撃的でした。「あれ、出来るようになりたいな」って、ずっと気になっていて。ただ、「カード買ったとしても、できないかもしれないな」なんて思ってたんです。そしたら、ファシリテーション養成講座の案内をたまたま見つけたんです。もう、すぐ申し込みました!(笑) やり方も分かるし、カードもついてきて、良いじゃん!と思って。

W:願ったりかなったりだったんですね。

伊:そうです。それで、今年の初めくらいに養成講座を受けました。

リフレクションカードを使ったイベントも主催

W:養成講座を受けた後は、カードは使いましたか。

伊:一回だけやりましたよ。ルノアールみたいなカフェで集まって。

W:おお! どんな人が集まったんですか。

伊:関わりが深い介護のコミュニティがあって、その人に声をかけました。一応1人だけ先に捕まえておいて、Facebookで告知をしたんです。リフレクションカードの紹介のリンクも貼りながら、「興味ある人は連絡ください」って。

W:なるほど。どんな感じで進みましたか。

伊:その時は、自分も参加しながらファシリテーションして、という感じでした。カフェの中で、周りもがやがやしていたんで、「レンタルスペース的なところの方が良かったかな」とは思いながらだったんですけど。

W:でも、参加した皆さんは満足されたんじゃないですか。

伊:そうですね。結構ポジティブなフィードバックがもらえて、「気づきが得られた」って言ってもらえました。面白かったのが、「普段、成功パターンとかうまくいったことからの学びって得られないので、それが得られたのが良かった」っていう声ですね。「職場でやりたい」という声ももらえました。

W:大反響ですね!

伊:そうですね。あとは、もう少しカードをうまく使えたら良かったですね。自分も参加しながらのファシリテーションだったので、仕方ないのかもしれないですけど。カードにも使いどころがあるじゃないですか。その人の段階を見極めながら、効果的なカードを使うっていうのが、もう少し出来たら良かったなと思います。そこは、回数を重ねていくことが大切かもしれないですね。

W:なんだか、すごく向上心あふれるコメントな気がします。

伊:そういうわけでもないんですけど。(笑) でも、せっかくだったら衝撃を受けて返ってもらいたいじゃないですか。

W:そうですね。たしかに、私も最初にリフレクションカードを体験した時の衝撃は、結構印象的です。

伊:ですよね。まだ次に使う機会は決まっていないんですけど、「次世代鍼灸レボリューションズ」でも使える機会があると良いなと思っています。

もやもやしている自分と向き合って、フォーカスするところを見つける

W:伊藤さんは、リフレクションカードに出会う前から、「リフレクション」とか「振り返り」とかはやっていたんですか。

伊:すっごいやってましたよ。若干、趣味って言ってもいいかもしれないです。(笑)

W:おお、これは期待できますね。(笑) どんなことをしていたんですか。

伊:今は自分の状態に合わせてやり方を変えているんですけど、もやもやしているときはノートを使ってますね。ノートに、もやもやしていることを書いて可視化して、どこが自分の中でもやもやしているのかを見つけるんです。「なんで、もやもやしているんだろう」って。「なんで?」を繰り返して、自分への問いかけをずっとしていくんです。

W:なるほど。やっぱりノートに書くことが秘訣ですか。

伊:最近は、ちょっとしたことだったら書かなくても済むんですけど、やっぱり書くことが大切ですね。書かないと、考えたことが消えていっちゃうじゃないですか。書いておくと、最初に何を考えていたかもわかるし、今の自分の思考もわかるし。

W:たしかに、自分の考えが目に見えるって、大切ですよね。

伊:そうなんです。

W:書いていくと、もやもやが解決できるんですか。

伊:具体的に解決策が出ることもあるし、具体的な解決策が出ないとしても「ああ、ここか」という納得感を得られたりしますね。

W:「ここか」というのは、どんな感じですか。

伊:そうですね、「ここにフォーカスすればいいのか、自分は」って気づくんですよね。そうすると、身の回りの色々なヒントが急に見えるようになるんです。ヒントって自分が見逃していただけで、今までずっとそこにあったんだと思うんですよね。それが急に見えるようになる感じです。

W:へー! リフレクションの効果ですね!

自分と向き合いながら、色々なリストを作っていく

W:ノートに書いてリフレクションするのは、どのくらいの頻度でやるんですか。

伊:特に頻度とかは決めていないんですけど、やっぱり自分の中で何かすっきりしないときにやることが多いです。逆にうまくいっているときはやらなくなるので、意識的に時間を作る時もあります。「別に必要ないけど、やろう」って。カフェに、ノートとペンとお財布だけ持って行って、コーヒー飲みながら、ずーっとノートに書くんです。「今はなんでこんなに幸せなんだろう」「毎日楽しいけど、なんでだっけ」って。

W:ポジティブな時にも、「なんで」って考えるんですね!

伊:そうです。これが結構楽しくて、自分がどういうものが好きなのか、何が自分にとって良いことなのかを見つけやすいんです。

W:へー! ポジティブな時にリフレクションをすると、そんな効果があるんですね。

伊:そうなんです。それで、考えたことをリストにするんです。「自分が心地のいい場所はどこか」とか、「何が嫌か」とか、「もう二度としたくないことは何か」とか。…ちょっと気持ち悪いですよね。(笑)

W:いやいや、全然そんなことないです。むしろ、すごいなーと思いますよ!

伊:そうですかね。(笑) で、そういうリストをたまに見るんです。もう二度とやりたくないこととかも、意外と忘れちゃうんですよね。でも、リストにして見返すと、自分の良くないパターンへの回避行動を取れるんです。「このパターンって、あんまり好きじゃないはずなのに何でやってるんだろう」とか気づけたり。

W:なるほど。自分のことを深く知れるイメージですね。

伊:そうなんですよ。実は今日も持ってきていて。

W:ありがとうございます! …色々書いてありますね。

伊:そうなんです。あんまり人に見せるものでもないので、自分の思うままに書いて、たまに見返した時に「これはクリアした」とか「これはもういいや」とか書き込むこともあります。あとは、「今もできていないな」と気づいたりとか。これが結構楽しいんです。

W:ちょっと私も興味がわいてきました。

伊:実は、「シンプルリスト」っていう本にこういうことが書いてあるんです。これを愛読しているんですけど、それを見ながら「今日はこのリスト書いてみよう」と思って書いたりしています。

「ゆたかな人生が始まる シンプルリスト」ドミニック・ローホー著 ―amazon.co.jp

W:そうなんですね! ちょっと私も読んでみます。ちなみに、ノートに書きだしたのは、何がきっかけだったんですか。

伊:実は昔、人からものすごく批判されたことがあって。

W:そんなことあったんですね。

伊:そうなんです。もう、けちょんけちょんに言われて。それで、ものすごく悔しかったんですよね。「なんでこんなこと言われないといけないんだ」って。そこで自己啓発本をたくさん読むようになったんです。あと、友達から「夢は書いた方がかなう」と聞いていたんで、自己啓発本を読んで感じたこととか、思ったこととか、叶えたいこととかを書くようになりました。

W:批判されて「自分を変えていこう」という方向性に向かうのが、すごいですね。ちょっと尊敬です。(笑)

感情を吐き出して分析することで、自分をもっと知っていく

W:他にも、何かリフレクションのようなことをやったりしていますか。

伊:あとは、感情だけ吐き出すノートとかもやっています。日記みたいな感じですけど、朝か夜に書きたいので枕元に置いておくんです。帰ってきて、「今日はもうすごいイライラしている!」って時は、とにかく書くんです。で、「書いた! よし!」って寝るんです。

W:感情を吐き出すんですね。

伊:そうです。それで、後でその内容を見返して、分析するんですよ。

W:分析するんですね。(笑) それは、どんな分析になるんですか。

伊:「自分ってこういうことでイライラするんだ」とか、わかるんですよ。「今日は嫌だなー」とか思う時も、「だから嫌なのか」とかがわかったり。なんで嫌なのかがわかると、一気に嫌じゃなくなるんですよね。なんか、ばかばかしくなって。自分でも意識していないところに自分のアイデンティティを置いていたなとか、見返してみると凄くくだらなかったりするんですよ、そういうのが。

W:冷静に自分を見つめられるんですね。

伊:そうなんです。自分のことでわかることが増えていくと、楽になっていくんですよね。変な事にこだわらなくなって

W:すごいですね。なんだか修行の話を聞いているみたいですね。(笑)

リフレクションとは、人生を豊かにしてくれるもの

W:色々と聞かせていただいたんですが、最後に。伊藤さんにとって、リフレクションって何でしょうか。

伊:そうですね、人生をすごい豊かにしてくれるものですかね。私が何歳で死ぬかわからないんですけど、「一日でどれだけ気づきを得られるか」とか「その一日をどれだけ濃くできるか」とかは、時間の使い方も大切ですけど、捉え方とか考え方に左右されるんじゃないかと思うんです。リフレクションは、何かに色んな意味付けをしていく作業みたいな感じなんです。意味を書けば書くほど、自分の思考もわかるし軸も見えてくるし。それだけ人生が濃くなると思うんです。

W:同じ時間でも、リフレクションすることで、色々な意味づけができて、豊かになるという感じですかね。

伊:そうですね、そんな感じです。たぶん、リフレクションは楽しいものですね。

W:リフレクションは楽しいもの! 確かにそうかもしれないですね! 最後に、伊藤さんからすると、どんな人にリフレクションがおすすめですか。

伊:えー、「みんなやったらいいのに」と思いますけど。ただ、なんか今の自分の現状に何かしらのマイナスな気持ちがあったりとか、満足できない気持ちがあったりするんだったらやってみたらいいんじゃないかなと思います。そこからヒントが見つかって、何かにつながっていくと思うので。

W:なるほど。たしかにお話を聞いていると、リフレクションでヒントを見つけて、前に進んでいける感じがあります。…今回は、ありがとうございました!


今回は以上です。
伊藤さんのお話をお伺いしていると、「とても真剣に人生に立ち向かっているな」という印象を受けました。
「考え方や捉え方で、人の人生の濃さが変わる」という言葉は、非常に頷ける一方で身につまされるものでした。私も、もう少し自分と向き合いながら生きていきたいなと思いました。
実は、私もインタビューの後に「シンプルリスト」を読み、さっそくリストを作ってみています。まだ少ししかありませんが、リストを書いたり眺めたりしている時間は、皆さんもやってみてはいかがでしょうか。

ということで、第5回の「聞かせて! あなたのリフレクション」でした。

またお目にかかる日まで、さようなら~!

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