リフレクションは反省の事?いや、未来に繋げることだ。

リフレクションポータル編集部では、リフレクションが大事な理由をできるだけわかりやす〜く発信していこうと考えています。

第1弾はリフレクションのイメージを伝えるため、よく勘違いされることと比較してリフレクション考えてみようと思います。

リフレクションがよく勘違いされること、それは反省です。

「リフレクションって反省のことでしょ?あれ、毎回辛いんだよねー」という感想を聞くことも多いのですが、リフレクションと反省は似て非なるものなのです。

リフレクションとは振り返りです。そして世間一般では振り返り=反省という認識が大部分を占めているとも思います。(何かの後の振り返りを「反省会」ともいいますしね)

でも、リフレクションと反省は似て非なるものなのです。リフレクションと反省は何が違うのでしょうか。

反省は良くない事を改めること

まず反省という言葉について意味をおさらいしてみましょう。

反省という言葉は、辞書を調べると次のように記載されています。

1 自分のしてきた言動をかえりみて、その可否を改めて考えること。「常に―を怠らない」「一日の行動を―してみる」
2 自分のよくなかった点を認めて、改めようと考えること。「―の色が見られない」「誤ちを素直に―する」
-デジタル大辞泉より-

どちらかというと、2の意味合いで使われていることが多い気がしますね、反省って。

反省は自分の「良くないこと」を振り返り、改めることなんです。

良くない部分と見つめ合うのはそりゃシンドイですよね。リフレクションが反省だったら「もうリフレクションはしたくない、毎回毎回疲れるんだよー!」という感想が出るのも頷けるものです。

リフレクションは気づきを未来へ繋げること

ではリフレクションはどう考えればいいのでしょうか。

リフレクションとは基本的に振り返りのことです。振り返りといっても、反省のような振り返りとは違います。リフレクションはやってて楽しいことですし、ハマる人はハマりすぎてずーっとやってたい!と思うものです。

何が違うのでしょうか。

私達が考えるリフレクションと反省の違いを図のように整理してみました。

反省 リフレクション
 考える対象 良くないこと 全体
(良くないことも、良い部分も含む)
 目的、主眼  次から失敗しないように
マイナスをゼロに
未来を悪くなくする
次をもっと良くするために
もっとプラスに
未来を良くする
 場面 失敗した時
怒られている時
様々な場面
問われている時
 得るもの 改善点 気づき、学び

リフレクションと反省は確かに似ているのですが、一番の違いは目的をどこに置いているかでしょう。

反省はマイナスをゼロにすること、未来の失敗をなくすことが主眼ですが、リフレクションは未来を良くすることが主眼です。

先ほど、リフレクションはやってて楽しいコトだと書きましたが、それは未来を楽しくすることだからです。未来を良くすることを考えるので、リフレクションは基本的にワクワクするものなのです。

日々の生活の中に、リフレクションを取り入れよう

ということで、リフレクションは未来を良くするための行為だということがわかりました。日々の経験を振り返り、そこから学びを抽出し、それを未来に活用することがリフレクションなのです。

そんなリフレクションをぜひ皆さんの生活の中に取り入れてください。

毎日しなくたっていいです。

5分でもいいんです。

3ヶ月くらいサボったって構いません。

リフレクションを続けていると、良いことに沢山気づけます。悩んでいること、立ち止まっていること、仕事に使える学び、社会を変革するイノベーティブなアイデアまで、実に様々な気づきが出てきます。

1人で続けてもいいですし、皆でやっても面白いです。

リフレクションポータルでは、リフレクションの方法も今後は発信しますし、イベント数もバンバン増やしていきます。ぜひアナタにあったリフレクションスタイルを確立してくださいね。

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